独自ドメイン/自前メールサーバ運用で、サブドメインメールを扱えるようにする手順メモ

携帯キャリア変えるメールアドレスが変わる。これがいやならキャリアに依存しないメールを中心にするしかない。Gmail使えばいーじゃんという話もあるが、Googleに完全に依存してしまうのもちょっと、、、。ということで、そのうちメインの携帯用メールアドレスにするつもりのメアドを作ってみた。

このメモは、独自ドメインのメール環境が既に構築されている前提で、携帯のメールアドレスは、メインのメールアドレスのドメイン部分(@の右側)に何か加えたアドレスにしたい!という場合のメモ(備忘録)。例えば、独自ドメインhoge1.comを持っていて、自前メールサーバでxxx@hoge1.comを扱える環境が出来上がっている前提で、携帯メール用にxxx@k.hoge1.comも扱えるようにする場合。

前提条件

  • xxx@hoge1.comのメールが処理できるように設定された環境
    • MXレコードhoge1.comが設定されたDNSサーバ(設定がコントロールできれば自前でなくてもOK)
    • xxx@hoge1.com メールを処理するMTAサーバ(postfix)
  • (携帯転送メールのバックアップコピーを保存する場合)IMAP4サーバ(dovecot)

全体の考え方

  • DNSのMXレコードにk.hoge1.comを追加登録すると、他MTAはその情報を見てxxx@k.hoge1.com宛てのメールが転送されてくるようになる。
  • そのためには、k.hoge1.comドメイン宛てのメールを受け付けるpostfixサーバが必要。専用のサーバをを立てるのが単純だが、ここではhoge1.com宛てのメールを処理している既存postfixサーバで、k.hoge1.com宛てのメールも受け付けられるようにする。
    • postfixで、自分が受け付けるドメインの設定はmydestinationパラメタ。既にhoge1.comが定義されているはず。ここにk.hoge1.comを追加。
    • これにより、xxx@hoge1.com宛てメールだけでなく、xxx@k.hoge1.com宛てメールもユーザxxx宛てのメールとして受信されるようになる。
  • xxx@hoge1.comのメールをメーラーで受けている場合、メーラの条件指定+転送設定などにより、目的を達成できる。しかし、これでは、メーラを起動してないと転送されないのでイマイチ。サーバだけで完結する転送を目指す。
  • procmailを利用し、メールヘッダ情報(to: xxx@k.hoge1.com)を見て、携帯メールアドレスへの転送や、転送したメールのバックアップなどの定義を行う。
  • 以上

設定メモ