WS2/J(SH76/J) ブート/ディスククローンツール関連メモ

SSD換装関係であれこれ調べたメモ。2012/10月発表のLIFEBOOK AH, SH, UH, QHなどにも参考になる情報と思われる。

WS2/J(SH76/J)ブート関連

  • 起動方式はEFIブートGPTパーティション構成
  • BIOS(ver 1.04 09/25/2012)初期設定
    • 有効な電子署名の無いOS起動不可(セキュアブート→ON)
    • EFIではない従来ブート不可(互換性サポートモジュール→OFF)
  • セキュアブートと互換性サポートモジュール
    • セキュアブートをOFFにすると互換性サポートモジュールが選択可能になる。セキュアブートをONにすると互換性サポートモジュールは選択肢から消えOFF固定になる。
    • セキュアブート設定と互換性モジュール設定がBIOS設定メニューの中で離れた場所にあるため、連動していることが分かりくい(見落としがち)
      • セキュアブート設定 →セキュリティーメニュー内
      • 互換性サポートモジュール設定 →詳細メニュー内
  • 電源ON時のファンクションキー
    • F2 BIOSメニュー
    • F12 ブートデバイス選択メニュー
      • このメニューとWindows8の「高速起動有効」は無関係。有効のまま、任意の起動ドライブを選択しブート可能。

リカバリディスクセットでも換装可能

リカバリディスクセットの作成は、WS2/Jマニュアルのセットアップ手順の中で実施するよう書かれている作業。この作業の目的は「万が一リカバリ領域のデータを利用できなくなる場合に備え」と書かれている。この表現、リカバリディスクセットが何をしてくれるかスパッと表現されていない。実際には、HDD故障交換時など、リカバリ領域やCドライブを含め、工場出荷時のHDDの構造/内容をまっさらなHDD(SSD)上に再現してくれるディスクセット。
当然HDD換装時にも使える。ただし(当然だが)この方法OSやデータが工場出荷時状態にリセットされる。購入後さっさとSSD換装する時、焼いたリカバリディスクの動作検証をかねて実施するのが吉。

クローンツールの状況(2013/12時点)

  • GPTに対応してるHDDクローンツールは多い。TrueImage2012以降、Paragon, EaseUS など。
  • EFI対応を公言しているHDDクローンツールはTrueImage2013しか見当たらない。

WS2/J(SH76/J)でTrueImage2013ブートCDの起動(2012/12月時点)

  • 確認した版は TrueImage2013 build 5551、WS2/J BIOS ver 1.04 09/25/2012
    • CDのEFIブート不可
      • まずセキュアブートで引っかかる。セキュアブートをOFFにすると、、、
      • EFIブート取り掛りまでは到達。直後、Actonis loader loading... で固まる。
    • CDの従来ブート(互換性サポートモジュールON)で起動可能
      • TrueImage2013ブートCD検出直後にEFIブートするか?BIOSブートするか?選択メニューが出る。EFIを選ぶと前述と同じ。BIOSを選ぶと起動する。
    • USBメモリブート不可。
      • CDブートの場合と異なり、EFIブート?BIOSブート?を問う選択メニューが出ない。
      • 一気にEFIブートの方向に走り、CDをEFIブートしたのと同じ調子で固まる。
  • BIOSブートしたTrueImage2013で、WS2/J(SH76/J)のSSDをまるごとバックアップ。その後まるごと書き戻しで、win8が問題なく起動/動作することを確認した。

参考: WS2/J(SH76/J)の工場出荷時HDDパーティション構造