RAID5 NAS(LS-QVL)のHDD故障したので復旧メモ



デジカメやデジタルビデオカメラのファイルをため込んでいるハードディスクが故障したので修理。
実際に故障したのはNAS(LS-QVLでRAID5運用)の中に入ってる4個のHDDドライブの中の1個。LS-QVLは、3TB HDD(日立0S03229)×4個のRAID5の構成で2011年夏から運用していた。本日(4/25)朝、1個のHDD異常を検知して停止。代替HDDを準備してなかったため、Amazonお急ぎ便Seagateの3TB HDD(ST3000DM001)を購入。4/25夜、HDDを交換しRAIDの再構築を開始。これで(パフォーマンスは落ちるが)ボリューム全体にRWアクセス可能な状態まで復旧。その後、約19時間かけてRAID再構築処理が行われ、4/26午後に完全復旧した。

LS-QVLの異常を認識した時の状況

電源ランプLEDが青色点滅、かつ、ステータスランプ(HDD3)LEDが赤色点灯。HDD3に問題があるらしいことは想像できるが、電源ランプLEDが青色点滅はマニュアルに記載なし。ググると「クライアントからアクセス不可」「電源ボタンが効かない」などの情報が出てきて、LS-QVLのOSがパニック(暴走)している状況らしい。確かに、ネットワークアクセス不可、電源ボタンも効かない。もう少し調べるとBuffaloのFQAに情報があり、これに沿い再起動すると青色点滅状態は解消。再起動後の、電源ランプLEDが示したエラーコードはE30で「ハードディスクが故障しています。ステータスランプが赤色に点灯しているハードディスクを交換してください。」

今回の青色点滅について想像(ファームver 1.56)
  • LS-QVLの設定は「障害発生時のシャットダウン」→「行う」に設定していた。
  • LS-QVLはHDD3の障害を認識し、管理者にその旨メールを送信していた(確認済み)。
  • その後、シャットダウンされるはずだったが、、、「青色点滅」になった。

復旧作業


マニュアル通りで問題なし。マニュアルはここの「ハードディスク交換手順」。手順9に「以降は画面の指示にしたがってハードディスクの構成を復旧してください。」とあるが、これは、交換したHDDのデータが失われる旨の確認ダイアログが出るだけ。特に迷うことは無い。

参考→ ここの「RAID5構成HDD障害時を想定した実験」

今回の代替HDD選定について

LS-QVLで利用していたのは日立0S03229×4台。当然同一機種を入手しようとしたが、どこにも在庫がない。タイの洪水の影響で生産が追い付いていない様子。(2012/4現在)入手可能な3TB HDDを製造しているメーカはSeagate(ST3000DM001)かWD(WD30EZRX)で、どちらのモデルでもLS-QVLでの利用は可能な様子。
今回、WDを外したのは、単純に時間がなかったから。両者をきちんと比較検討する時間があればWDにしたかもしれない。

異常と認識されたHDD(日立0S03229 利用期間8ヶ月弱)


PCにUSBで接続しCrystalDiskInfoで調べると「リードエラーレート」が「異常」で「生の値」はB7F4FFFF。
本HDDの保障期間は3年。通販(tsukumo インタネットショップ)で購入したので少々面倒だが相談してみることにする。