2010年プリンタ検討PX-503A(2004年 HP Photosmart 2710からの移行)

2004年暮れから使ってる複合プリンタHP Photosmart 2710を、丸6年ぶりに置き換えを検討。Photosmar 2710はそろそろ限界。買い替えターゲットはこれ。

これまでのうちの複合プリンタの用途はかなり単純。年末の年賀状印刷、週に何度かWebページ印刷、月に何度かPDFやWord/Excelなどオフィス文書印刷。スキャンは、書類系をの紙のPDF化を中心に月に何度かのペース。コピーは年数回程度。FAXはこれまで一度使っただけ。要はそこそこ写真印刷ができて、普通紙印刷ができて、ドキュメントのPDF化ができればいいらしい。

比較/検討ポイントは以下、
  • 全色顔料系インクで全色普通紙印刷がきれい。Canon, HPのコンシューマ向けプリンタは、ブラックのみ顔料。
  • 以前のインクジェットの課題は印刷ヘッドのノヅル詰まり。HPはインク交換と一緒にヘッドも交換する特許を保持ており、インクカートリッジ単価が高くなるものの、ノヅル詰まり系の問題には圧倒的なアドバンテージがあった。現在は、ノヅル詰まりの自動クリーニング機能が一般的となり(クリーニング用のインクを浪費するものの)(特にEpsonは)詰まる、という障害は発生しにくくなっている。
    • 新たなメンテナンス部品として、廃インクを吸収しているメンテナンスカートリッジの交換が必要
  • 顔料系だけど、写真画質も前プリンタ(HP Photosmart 2710の最高4,800×1,200dpi)よりは上の5760×1440dpi。光沢のある写真画質専用紙であれば、顔料/染料の差がでるようだが、インクジェット専用紙では、写真印刷品質の差はなさそう→情報源。また、6年間の技術進歩もあるはず。
  • 給紙機構が前面のみなので作りがシンプルで壊れやすい個所も少ない。うちの場合、通常はA4普通紙のみ、年末はがき印刷時には前面給紙トレイの紙を差し替えるので十分。写真の高画質印刷はほとんど行わないので問題なし。
  • Epson同レベル染料系プリンタと比べて本体価格が安い。(10/03 Amazon 価格で)EP-803A \25,110のの所、PX-503Aは\19,946。
  • 染料より印刷コストは高い。うちの場合、大量に印刷する訳ではないので、これはがまん。 EP-803A \20.8円、PX-503Aは\25.4円(同社ホームページ比較 EP-803A PX-503A)
  • 染料系プリンタより印刷速度が圧倒的に遅い。(L版写真印刷時、EP-803A 約14秒の所、PX-503Aは56秒)→情報源
  • Photosmart 2710は電源オフの待機電力でも10Wも消費していた。PX-503Aは稼働時15W、待機は●●W。(カタログ記載なし)
  • 標準機能として自動両面印刷も可能。
  • (いまどき当然だが)Windows 7 64bit 対応。有線/無線LAN対応。
  • スキャン
    • 付属アプリ「Epson Scan」をPCで立ち上げて、画像スキャンやドキュメントスキャン
    • 付属アプリ「読んde!! ココ パーソナル」でOCRスキャン。Photosmart 2710にもOCRスキャン機能がついてたが、まったく使い物にならなかった。これはどうだろう?
    • プリンタ操作パネルからのスキャン。スキャンしたデータ(JPEG/PDF)を保存するPCを一覧から選択する。PC側には、付属ソフト「EPSON Event Manager」と「EPSON Scan」がインストールされている必要がある。
    • WSD印刷で、「Windows FAXとスキャン」からスキャン機能を利用することができる
  • iPhone/iPadから印刷するEPSON製アプリ(EPSON iPrint)がiStoreから無料で公開されてる。
  • Photosmart の時も悩んだのがDVDレーベルの印刷機能の有無。あれば使うかもしれないが必須ではない。また、Canon系のフィルムスキャナ機能はいつかは(手持ちのフィルム整理のために)欲しいが通常使うプリンタの必須機能ではない。