ギガイーサのジャンボフレーム(JumboFrame)の効果を測定してみた(その2)

以下の接続でテスト、JumboFrameを使うと遅くなるという結果が出てしまった。困惑中。
メインPC <-> ギガハブ <-> AT5NM10-I
メインPC(P6T-SE), AT5NM10-I ともに Realtek のギガイーサコントローラ(RTL8111)、メインPCはwin7 32bit, AT5NM10-Iはwin7 64bit。AT5NM10-I側のLANドライバはJumboFrame 9KBで固定、メインPC側のJumboFrameを無効と9KBで測定。

結果(リード)

JumboFrame 無効 9KB
シーケンシャル 85MB/s 57MB/s
ランダム52K 74MB/s 54MB/s
ランダム4K 6.3MB/s 7.9MB/s

結果(ライト)

JumboFrame 無効 9KB
シーケンシャル 42MB/s 42MB/s
ランダム52K 43MB/s 43MB/s
ランダム4K 7.5MB/s 9.8MB/s

2010/06追記: Realtek RTL8111のドライバ Windows 7 64bitドライバが怪しい

その後centos 64bitに移行。移行後も1Gでジャンボフレーム通信は全く安定せず。ジャンボフレームはおろか、1Gでの通信もままならず、100Mに設定してだましだまし運用中。100Mにしても一日何度かlink downしてる状況。

2011/01追記: メインPCをwin7 64bitに変更したら問題が、、、

P6T SEのオンボードRTL8111Cのジャンボフレームを有効にするとジャンボフレーム有効なネットワーク機器(HDL-GXR)と通信ができない。具体的には、HDL-GXRの管理Web画面がまともに表示されない。まったくつながらないわけではなく、Web管理画面の中のIOデータアイコンなどの画像部品のようなデータのみHTTP GETにコネクション張ったまま返事がない状態で、そのうちタイムアウトしているような挙動。1500byte以下のデータはうまくHTTP GETできてるけど、それ以上のデータのGETに失敗しているような気がする。ジャンボフレームを無効にすると何も問題は起こらない。確認したRealtekドライバは2010/12/22 v7.034。win7 32bitのときは問題なかったので、RTL8111のwin7 64bitドライバがバグってるとしか思えない。linux 64bitだけじゃなくwin 64bitもかよ、、、