HDL-GX500R換装メモ
HDL-GX500R を1TB HDDに換装した(2009/01/31)。その後2TBに換装した(2009/12/26)。1T HDDは、WesternDigital(WD10EACS)、2T HDDは日立(HDS722020ALA330)。
ミスの入りにくい簡単な換装方法は http://d.hatena.ne.jp/tissi/20081214 で完成されている。が、まともにやると大まかに2ステップ、それぞれ10時間前後の待機時間が必要になる。既存データの全バックアップ/リストア時間も考えると土日で完了するのはちとは厳しい、、、前提知識のハードルが増してもいいから、もすこしなんとかならないかと試行錯誤した結果をメモ。
■HDL-GX500R換装メモ(2009/01/31)(2009/09/24修正) 0) HDL内のファイル全退避 1) HDL内蔵HDDのシステムイメージを吸い出し(→□A) 2) 新HDDにイメージを作成(→□B) 3) 新HDDにtelnet接続するための設定(→□C) 4) HDL筺体に新HDDドライブを組み込み→起動 5) 赤の警告点滅 6) ウェブ管理コンソールが動いていることを確認 7) telnet ログインして、md再構築(→□D) 8) いちお再起動して、ウェブ管理コンソールからFormat 9) 完了 □A. HDL内蔵HDDのシステムイメージ吸い出し ・KNOPPIXなど ・HDLディスクを取り出しPCにUSB接続 ・バックアップ 換装にはHDD先頭の2Gあれば問題なさそ。フルバックアップは外したHDDを他 用途で使いたいので保険のために、いちお取っとく。外したHDDそのまま置い とくならフルバックアップ不要。 −HDD先頭2Gをバックアップ(数分) dd if=/dev/sd? count=3906000 | gzip -9 -c > [top2G.img.gz] (3906 = 2GB ÷ 512B) −フルバックアップ(10時間?) dd if=/dev/sd? bs=10M | gzip -9 -c > [full.img.gz] 備考: フルバックアップの圧縮効率を上げるには、事前に HDL管理コンソールか らシステム初期化(0フィル)した方がよさそ。 □B. 新HDDイメージ作成 ・KNOPPIXなど ・gzip -d -c [top2g.img.gz] | dd of=/dev/sd? ・gpardedで作業 (1) sd?4(論理パーティション)をサイズを最大化(数分) (2) sd?6(ext3) 削除(数分) (3) sd?6(ext3) 最大サイズで新規作成(数分) 備考: ・割り切ってHDD先頭2Gしかバックアップ/リストアしてないので、sda6 はばっさり削除(2)して、最大容量を新規作成(3)する。 ・sda6 をサイズ変更すると10時間以上かかる。 □C. telnet 接続設定 以下の情報が完璧! http://d.hatena.ne.jp/tissi/20081227#1230399806 要は、 1) 2番目のext3パーティション(/dev/sda2 容量400MB)をマウント 2) /etc/init.d の rc.loaclを編集 最後の方(#Endの直前)に以下を追加 /usr/sbin/telnetd -l /bin/sh □D. md再構築 HDLにTelnetログインして以下のコマンド mdadm -C -f /dev/md6 -l 1 -n 1 /dev/sda6 以下が必要になる場合もあるのかも?今回は不要だった。 mdadm -C -f /dev/md5 -l 1 -n 1 /dev/sda5 #おそらくmountでmd5パーティションが確認できれば不要。 □履歴 2009/01/31 初版 2009/09/24 Kawamataさんコメント反映 2009/12/26 てにおは修正
2009/12/26 追記
新しいHDDにイメージを作成するLinuxディストリビューションを物色するところから作業に着手。1TB換装の時に吸い出した、トップ2GBのイメージを再利用。今回Linuxは「KNOPPIX6.2 DVD日本語版(LCAT対応)」を利用。dd, gparted共に問題なし。正味2時間程度で換装完了。